文系におすすめしたい理系科目の勉強方法【理科編】

こんにちは、きょろブログです。

 

 

文系の皆さん、理科はお好きですか?きっと嫌いな方が多いと思いますが本当はとてもたのしいがくもんですあ。現実の事象をありのままに表現した学問ですので実生活のなぜ?を昔の偉い人々が一生懸命一生をかけて実験して定義したり式にしたりして形作ってきた学問です。ですので実験則そのままやそこから少し式を変形させたものがほとんどで仮定から数式を導き、実験で証明するものは数少ないです。
ですから現実の真理を少し理解してあげるだけでできる学問でちっとも難しくありません。この話ですら文系の方は辟易とするかもしれませんがここからは現実的に嫌いな理科を足を引っ張らない程度に、さらに言えば武器にできるような勉強法をツーステップ(+α)お伝えしたいと思います。尚、自分が生物、地学基礎、地学を学んだことがないので生物基礎、物理、物理基礎、化学、化学基礎の5科目で使える勉強法になっているのでもしかしたら私の未履修科目では当てはまらないかもしれません。また、基本的に化学基準で話をするので化学が全くわからない方には例示が分かりづらいかもしれませんが御容赦ください。

 

 

 

1.根本的に単語が何か理解する
文系でやりがちな失敗として公式を覚えたけれどその公式が何を表すのか分からない、何をどこに代入すればいいのか分からない、そんなことがあると思います。これって何が原因かと言うと文字とその意味のイコール関係を理解してないことだと思われます。それを阻止するために文字とその意味のイコール関係を理解、最悪暗記してしまいましょう。かと言って英語や古典みたいにわからない単語にチェックをつけて単語帳みたいにやるのはNGです。1:1対応で覚えてしまうとそこから先が繋がらないので理科を覚えるにはその分野の公式から等式変形をしてy=~みたいにひとつの文字についての式に変えて日本語にしてみると覚えやすいと思います。

例えばn=w/M という基本公式がありますがnは物質量(原子が何個ありますか?を簡略化したもの)wが質量、Mが相対質量(炭素を基準にそこからどれだけ離れてますかー、って言う比)の3つの文字で構成されていて、これが何を意味するのか日本語にしてあげると

とある原子の物質量[mol]はその物質の質量[g]をその原子の相対質量で割ったものである

と言い換えることができます。


このように文字の式を自分で分かりやすく変形してあげると一気に覚えやすくなると思います。それでもわからない公式などがありましたら先生に質問しに行ってください。(多分、どの科目でもそういうのはあると思います。そういうのは大抵の場合は仮説、数式、証明実験の流れで導出した公式であることが多いので理系の人間でも先生に解説してもらわないと分からない、解説されても分からないような丸暗記必須の分野の可能性があります)

あとは生物等の暗記科目ですがこちらはいきなり問題を解いてしまうのが早いと思います。解いてみて間違えた、勘で合ったけど分からない、という問題にチェックをつけてその分野について書いてあるところを読んであげる、それでも分からなければ単語でピックアップして先生に「ここが分からないので解説してください」と質問をしに行きましょう。

 

どちらにせよ言えることは何かと言いますと、これは普通にこういうものになっているんだー、へー。で終わらせると伸びないということです。
これはどうしてこうなっているんだ?どうしてこれがこう言えるんだ?と、疑問に持ってそれを解決し続けることが最速で伸ばす方法だと思っています。

 

 

 

2.理解したら問題を解いてみる
自分の中の疑問が無くなったら暗記分野なら1.でやったところをもう1度、そうでないなら初見のところを1度解いてみましょう。
きっとスラスラ解けるはずです。どこかで暗記の抜けや計算ミスは生じると思いますが今までと比べて一気に精度が上がっていると思います。
ここで間違えた問題は解説を読んだあと一週間後を目処に解き直しをしましょう。

 

 


+α:公式の導出・原理理解をしてみよう
ここからは余裕がある方に向けたものですので厳しい人はスキップしてください。理系の中でも変と呼ばれる人間がやる基本的な勉強方法です。
公式の導出は物理の分野でできることですが化学の公式は基本実験則なのでできません。
なので物理に絞って話をすると、公式の導出をするとその過程でこれが何を示しているのか、どうしてこれが成り立つのか、みたいなものがわかってきます。そうすると一見関係の無いように見える因果関係が見えてくるようになります。(例えば加速度と距離など)
原理理解って言うのはどんな仮説を立ててどんな実験で結果がどうなって結局何が言えるのかって言う一連の流れを知るということです。この辺になってくると教科書に載らなくなってきますが案外大事だったりするのでやってみて下さい。

 

 

 

 


今回は文系向けの理系科目の勉強法理科編をお伝えしました。理科はサブ科目とは思いますがほんとに楽しい科目です。知れば知るほど楽しくなるのでぜひ理科の時間を増やしてくれればな、と思います。